生兵法は大怪我の…浅学で大言は、怖い!
薄っぺらの知識で物言って、また大失敗しました。
古代インド語のサンスクリットには フランス語の如くに名詞に 男性形と女性形が在り、見分けは、その単語の最終母音がのばすのが女性形と習いました。
それで仏菩薩・明王・天部の梵名(インド名)を調べ、観音はAvalokiteśvara Bodhisattva , アヴァローキテーシュヴァラ〈ava(遍く)+lokita(見る、見た)+īśvara(自在者 )〉で、最終母音が伸びないので男性、但し変化観音の白衣観音は梵名ではパーンダラヴァーシニー(pandara vasini)と最終長母音ですので女性形と判断しました。現に別名に白衣観自在母、白衣母、白衣明妃とも称されます。
唯一の慈悲面の明王 孔雀明王はマハーマーユーリー(Mahāmāyūrī)で、パーンチャ・ラクシャー(五守護女神)の一柱だそうです
吉祥天はラクシュミー、弁才天サラスヴァティーで最終長母音を持つ女神と教わりました。
この尊は男性?女性?との疑問に大いに役立ってきました。
帝釈天の梵名はブラフマー と最終長母音です!
梵天のサンスクリットはブラフマーBrahmāだそうですが、最終母音がāの長母音です。...
知恵袋に、shiba_koshianの質問してみました。
2015/2/2011:20:38
梵天のサンスクリットはブラフマーBrahmāだそうですが、最終母音がāの長母音です。
長母音で終わる名詞はサンスクリットでは、ほぼ例外なく女性名詞 と聞きました。
さすればブラフマーBrahmāは女性名詞
という事はブラフマーは女神そしてブラフマーが仏教に取り入れれれた、梵天も女性と理解して良いのでしょうか?
閲覧数:24 回もあったのに、回答お一人だけ、でした。
ベストアンサーに選ばれた回答
kagami20075sbさん
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2015/2/2017:45:30
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ウィキでは、ブラーフマナ文献やウパニシャッドに説かれる宇宙の根本原理であるブラフマンを人格神として神格化したのがブラフマーである。なお、ブラフマーというのは「ブラフマン」の男性・単数・主格形で、非人格的な宇宙の根本原理としての中性名詞「ブラフマン」と人格神ブラフマンを区別したい時に用いられる。とありますので、「ブラフマン」の男性・単数・主格形であるようです。
私見ですが、非人格的な宇宙の根本原理としての中性名詞「ブラフマン」を体現した諸仏の一人として、「この世の主なるブラフマー神」と呼ばれる存在がブッダの前に出現したと考えられますので、どちらでもいいような中性的な存在であるように思います。
質問した私からのコメント
2015/2/25 00:38:32
ブラフマーを中性名詞と見る見方もあるようですね。 友人にサンスクリットの事、少し教わりました、語幹名詞には、男性、中性、女性が在り、中性名詞が在るという事と、格変化に主格、具各、為格、従格、属格、処格、呼格 それだけでも驚きなのに・・・ それぞれに単数・双数(2)・複数(3以上)の変化と・・・此処まででもう十分に大変な文法を持つ言語と驚嘆しました。
後から聞けばラテン語も同様の傾向との事、調べてみれば…
1768年、イギリス人のウィリアム・ジョーンズが、「インドのサンスクリット語と、 ヨーロッパのギリシア語、ラテン語には驚くほどの共通点が見出せる。これらはもともと ひとつの言語から分派したのではあるまいか」と述べたことに始まった ...
云々と、
カトリックの僧侶はラテン語で日記をつけているそうです。改めて
サンスクリットの古典と共にアカデミックを感じます。
さて、そんな及びもつかない難しい事を聞きかじり、あやふやのまま、とんだ失態をしてしまいました。ブラフマーとブラフマンを混同と思い違いで暴言を吐きました。
改めて勉強しました。
辞書に依りますとブラフマンは
「インドの正統バラモン教思想における最高の理法。宇宙の統一原理。万有の根本原理。梵(ぼん)」デジタル大辞泉
「インドの正統バラモン思想の中心概念。宇宙の根本原理,あるいは宇宙の最高実在のこと。初めはベーダの言葉,およびその本質としての神秘力などをさした。梵(ぼん)。」大辞林 第三版
と在りまして、自分では仏教のダルマ(dharma)=法 に通じる様な 「法則」「原理」と理解しました。
一方のブラフマーは、
ヒンズー教で、シバ・ビシュヌ神とともに三神の一。宇宙の創造神。仏教にとりいれられ、梵天(ぼんてん)となった。
ーデジタル大辞泉
ビシュヌ・シバと並ぶヒンズー教三神の一。宇宙の創造者。仏教に取り込まれて梵天となった。
ー大辞林 第三版
とで、先述のWikipediaの解説や、知恵袋の解答者kagami20075sbさんの言われるとおりです。
どうも 双方を 逆に取り違えて、記憶していて、梵天はブラフマンと誤った知識を持って様です。
サンスクリットの最終長母音は女性形も絶対でなしに、例外は存在し、聴けば、文殊菩薩の梵名はマンジュシュリー (maJjuzrii)と最終母音は長母音、(但し、ローマナイズ表記では、maJjuzriiの最後はiiであって、maJjuzrīでないのです。ですのでmaJjuzriiのカタカナ表記はマンジュシュリーでなしにマンジュシュリイではないのかと疑問を持ちました。この件、今度先生に聞いてみましょう!)
仏像趣味に留めれば良かったを調子に乗って、良く理解できないものまでも喋って、多数の方の前で失言を 犯しました。それを訂正し、お詫び申し上げます。
m(__)m
ですのに、浅い知識でまた 日記書いてしまいました。誤謬ご指摘願います。