孤思庵の仏像ブログ

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12月6日(土)「仏像愛好の集in東博」 【報告】

「仏像愛好の集in東博」    12月6日(土)の報告

 
 第一集合場所 東博11室前         11室風景        
 
       
 
【12月第一土曜の6日の実施】
★12月第一土曜の6日の 「仏像愛好の集in東博」には述べ8名が参集されました。
 
  
【鑑賞会】
午前中は 11月下旬に展示替えなりました彫刻室の陳列鑑賞をしました。展示替えは在るもほとんどは以前にも陳列の馴染の深い仏像が殆どでした。私達は幾つかのグループにて 小声で見所などを語りながら鑑賞しました。
最初の展示は、吉祥天立像 1躯平安時代・11世紀奈良・當麻寺蔵で、これは馴染が在りません。
 下腹のふくらみは実に柔らかそうな感じがします。
キャプションに光背光背は時代は在るも本来の光背で無いとありまして、私は板光背の円周からはみ出す5か所の火焔風の張り出しに財福神のそれとしては違和感を感じました。どこかで明王のそれを見たように思えます。
他にMさんがその板光背の光身部下部に光脚を見つけられました。流石ですこれで坐像の光背の流用に間違いありません。
斯様にベテラン勢との合同鑑賞には一人では気づかずにスルーしてしまう事が誰かの網にかかります。これが後進への知識伝授と共に合同鑑賞の目的なのです。
 
 
  
 
●「途中に隣室に集まって、観どころの確認をし合いしましょう。」の意味合いなのです。
 
 【移動】
 PMは初めての会場 台東区立浅草文化観光センターに浅草線で移動しました博物館から地下鉄駅までと下車してから地上までに思いの他かかりましたが
浅草文化観光センターは、会議室も綺麗で好評でした。
 
 
                                                                                                                                                             綺麗な会議室でした1600円
 
 
昼食を会議室で済まし、勉強会の開始は 13:30からに成りました。
 
【勉強会】
 
① 過日 11/2(日) の「高野山」展 記念講演会II「高野山と運慶・快慶」 講師:山本 勉 氏 の講演の様子をBuさんの尽力で様子を紹介、そして詳細は後で提供と成りました。その時間割を拝借して、過日の多摩美大美術館の「祈りの道」展の鑑賞会の紹介をさせてもらいました。それは朽ち痛んだ像が多く、そこでは通常と違う、仏像のエージング現象の話をさせてもらいました。
 
②Muさんの運慶作品の銘文と題しての⑴円成寺大日の銘文原文紹介、⑵興福寺木造仏頭について、
 1これまでの専門家の諸研究、2仏頭が運慶作との根拠に成った「類聚世要抄」について、原文紹介⑶その後の西金堂釈迦の経緯について、⑷文治年間頃の康慶・運慶・成朝等の同行年表、⑸西金堂釈迦如来と他の運慶作品の作風比較
などを1時間半の長時間にわたる発表が為されました。
(孤思庵思いますに、ここでは鎌倉期の再興のお話ですが、西金堂ですのに本尊が釈迦如来?、西金堂創設期に追善を受ける橘夫人は阿弥陀信仰者でしたのに、なぜ光明皇后は本尊を釈迦に…??の話はまた何時かしたいものです)
⑶孤思庵が残る時間を 仏像通史 飛鳥仏2回目として、止利仏師一族の仏教活動、法隆寺金堂 釈迦三尊像の様式復習、夢殿救世観は太子の肖像、金堂四天王は難波四天王寺の写しか?別尊雑記の白描図 などをかいつまみ残り45分で発表させて頂きました。
 
 
【来月日程】
来月の日程打合せは時間切れで会議室を出ての立ち話ですが、10日の「仏像愛好の集in東博」は中止、代わりに1月24日(土)に特別展「みちのくの仏像」鑑賞と講演会受講を行います。 
 
 講演会受講希望者は往復はがきでの申し込みをしてください!
往復はがきの「往信用裏面」に郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号、
「返信用表面」に郵便番号・住所・氏名を明記のうえ、下記までお申込ください。
※1枚のはがきで最大2名の申込可。2名の場合はそれぞれの氏名を必ず明記してください。
〒106-8791 麻布郵便局留
特別展「みちのくの仏像」講演会係
 
申込締切
12月15日(月)必着
 
 
 
 
 
 
 クリックすると新しいウィンドウで開きます 雷門前通りからスカイツリーが綺麗に見えました。
【懇親会】
文化観光センターを出ましたら 雷門の前の通りから夜景に浮かぶスカイツリーがきれいで驚きました。Buさんが写真撮ってました。アフターの懇親会は5人が「デンキブラン」の神谷バーに行きましたが満員で断念、近くの居酒屋「笑笑」に成りました。 5人と少人数の由か…何時に無く、熱く仏像の話が続き、8時半ころまで飲み語りました。思えば朝10時からの10時間以上で、よく飽きないものです。
 
帰りには会計を済ましての退店でしたのに 店側の勘違いで無銭飲食と濡れ衣の嫌疑の悶着までありまして、 迫力Nさんの猛抗議、店側の低頭の謝罪で開きと成りました。