孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

11月「仏像愛好の集いin東博」例会は17日・18日の両日に

 
画像 左より 
東京 大観音寺 秘仏本尊 ・ 善派菩薩立像(東博蔵) ・ 護国寺 秘仏本尊 如意輪観音


★先に広報いたしました、11月度「仏像愛好の集in東博」開催日は17日と18日の両日と決定広報させて頂いて居ります。その内容企画を発表致します。出来れば、両方とも どちらも御参加下さい!


≪11月17日(土曜)≫
東博11号室陳列仏像と大観音寺鉄造菩薩頭 鑑賞」

【下記2件を午前午後に振り分け拝観します、どちらの順にしましょうか? ご希望の有る方はコメントランに お寄せ下さい。午前の集合10:00&午後の集合13:00の予定です。ご希望なき場合は当方で決めます。そして集合場所時間など広報します。】


〇大観音寺 鉄造菩薩頭

この菩薩頭は鋳鉄製で、総高170cm、面幅54cm。頭頂部のみは後に補修された鋳銅製。頭上には53cmの高髻があり、後補の鋳銅製蓮華座に乗っています。
この像は、もと鎌倉の新清水寺にあった観音堂でしたが、鎌倉時代の火災で崩れてしまいました。江戸時代に頭部が鶴岡八幡宮の鉄井から掘り出され、明治初年の神仏分離の令に際し鎌倉から写され、明治9年(1876)大観音寺に安置されています。毎月17日に開帳されています。
中世造立になる関東特有のうちでも、鎌倉時代製作の優秀な作品で、昭和47年4月、都指定有形文化財に指定されています。

【大観音寺←約35分→東京国立博物館

(例として大観音寺を先にした場合の交通機関
大観音寺     11:02~11:03徒歩1分
人形町 出口:A2 11:07~11:134駅東京メトロ日比谷線・北千住行
上野 出口:7 11:18~11:34徒歩16分
東京国立博物館


東京国立博物館140周年特集陳列 館蔵仏像名品選

展示期間 2012年12月2日(日)まで
東京国立博物館は、収蔵品の数と質の高さは比類なく、それらが、今回は140周年を記念して、当館所蔵の優品を特集展示し、その充実ぶりをご鑑賞しましょう。
(前回の11室鑑賞会の日記を参照して下さい、あれからも再発見がありました、ご披露します。)




≪11月18日(日曜)≫
護国寺如意輪観音開帳 & 公開講演会 曼荼羅を読み解く」

①【護国寺
9:30仁王門に集合

護国寺のほとけさまたち

如意輪観世音菩薩像
本尊『如意輪観音』は秘仏ですが、毎月の18日には ご開帳されます。当山のご本尊如意輪観世音菩薩(平安時代後期)は、観音堂のお厨子の中に安置されている。聖観音が姿を変えた観音さまで、六本の手をもち右足を曲げて左足にのせ、右の手を頬にあて首をかしげて、思惟意の姿をしている。これは世に苦しんでいる人々のことを思案し、心配をしている様子を表現している。六本の手は六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)に救いの手を差し伸べている。如意法珠は、如意輪観音の力の源で意のままに人々の苦しみ、悩みを救ってくれる。

神将像 (江戸時代)
薬師経を奉する者を守る十二の夜叉神将のことで、、十二夜叉大将、十二親王などとも呼ばれる。薬師如来の侍者として表現される。十二という数が中国において十二支と結びついたといわれ、やがて十二神将は、昼夜十二時をたえず獲ると信じられるようになった。形像は甲冑をつけて武器を手に持つ武人の像が一般的である。

馬頭観音坐像 (江戸時代)
変化観音のひとつで、怒った顔(忿怒相)をした観音さまである。頭上に馬の頭を冠り、恐ろしい面相は、世の人がなかなか断ち切れない煩悩に立ち向かうためで、髪も怒りの逆立っている。馬が草を貪り食うように馬頭観音の慈悲の心で人間の煩悩を食べ尽くすことを表現している。この観音さまは煩悩を打ち砕く武器を手に、世の人々を厳しく導いてくれる。

地蔵菩薩立像 
鎌倉時代
地蔵菩薩は、釈迦の入滅後から弥勒菩薩が現れるまでの間、無仏のときに人々を救うために現れた菩薩さまである。六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天)のすべての世界で苦しむものを救うために手を差し伸べてくれる。そのために僧侶の姿で人々の身近に立ち見守っている。

大自在天立像 (江戸時代)
ヒンドゥー教最高神格であるシバ神が仏教にとり入れられて護法神となり、自在天、自在天王ともいう。大自在天が天界で諸種の伎楽を行うとき、髪際から技芸に優れた美しい一人の天女が出現したことが経軌に記されている。大自在天女、伎芸天と呼ばれ、福徳を祈る伎芸天法の本尊として尊崇され、また諸芸成就の尊像として信仰された。

不動明王立像 (昭和時代)
不動明王は、大日如来の使者として働く使命をもっている。不動とは釈迦がさとりを開いたときに、さまざまな魔の手を退けた強い心のように、揺るぎない心と智慧をもつことから名づけられた。この強い心と智慧で人々を仏道に導くことが不動明王の役目である。この不動明王は、仏師の錦戸新観先生が二十一日間、修行され、最終日の滝行の後、お堂で般若心経を読誦中、顔前に姿を表わした不動明王で感得仏である。その姿をスケッチに画きとめ、後ちに彫刻され日展に出品し入選、錦戸仏師の出世作である。当山に奉納され護国不動明王命名された。(以上 護国寺HPより抜粋)

仏像のほかにも、重要文化財の本堂、滋賀の園城寺三井寺)から移築された月光殿など、多くの文化財を有する。また、大隈重信山田顕義、梅謙次郎ら多くの著名人の墓所としても知られます。
重要文化財 [編集]本堂 元禄10年(1697年)建立
月光殿(旧園城寺日光院客殿、桃山時代
絹本著色尊勝曼荼羅
金銅五鈷鈴
絹本墨画漁夫図 張路筆(中国・明時代)
綸子地梅樹竹模様染繍振袖
諸寺縁起集
騎竜観音 原田直次郎筆(東京国立近代美術館に寄託,2007年度指定) 



【途中で、昼食用弁当購入 講座会場で食べますので簡単なもので我慢して下さい。お茶が主催者から配られると思います。】

移動交通機関

護国寺 11:51~12:06 7駅東京メトロ有楽町線・新木場行
有楽町 12:12~12:21 4駅JR山手線外回り・品川・渋谷方面
品川 12:27~12:37 2駅京急本線快特三崎口
京急川崎12:44~12:50 4駅京急大師線・小島新田行
東門前下車 徒歩3分 川崎大師教学研究所

②【川崎大師仏教文化講座】(私たちは13:00に集合です。)
 
曼荼羅を読み解く~図像が語る慈悲と智慧の世界~

開催日時  平成24年11月18日(日)時間 午後2時~3時30分

講 師 小峰 彌彦先生(こみね みちひこ、1945年4月11日 - )は、日本の仏教学者(博士 (仏教学)、大正大学)で、真言宗の僧侶。東京都練馬区の観蔵院(過日、皆で見学しました、曼荼羅美術館のお寺です)住職。大正大学学長、真言宗智山派菩提院結集、川崎大師教学研究所教授等を歴任。著作『図解 曼荼羅の見方』他

会場 川崎大師教学研究所 講堂
京浜急行大師線 東門前駅より徒歩3分)
聴講無料 申込不要
定員100名(先着順)

③仏像談義の懇親会 (於いて、川崎駅付近の適当なお店で)

以上