孤思庵の仏像ブログ

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6/6Takさんの投稿  展覧会、講演会など諸々のご報告。


6/6 仏像愛好の集いメンバーのTakさんの投稿  
展覧会、講演会など諸々のご報告。展覧会、講演会など諸々のご報告。


昨日(65日・水)夜10時に関西方面から帰宅しました。2泊で天気にも恵まれ、暑くて日焼けしました。只今は身の回りの片づけをしながら、以下のようにまとめました。
 
西山厚氏が第二代館長に就任されました。(半蔵門ミュージアム):
西山厚・館長挨拶サイト:   https://www.hanzomonmuseum.jp/about/message.html 
初代館長・水野敬三郎氏の後任ということで今年4月に館長に就任されました。手塚山大學客員教授は変わりないそうです。
私は、昨日(65日・水)奈良市内のお寺で先生から講義を受けた際に、彼のあいさつの言葉で知り、「半蔵門ミュージアム」のHPを検索して確認しました。これだけでは情報としての価値が低いと思い、次のアイテムもご案内します。
 
西山厚館長は、講義の最後に今回の講義に関連して「神仏分離令」の話しの中で、彼は「奈良国立博物館」勤務時期に「内山永久寺」(明治期に廃寺)の歴史と寺宝についての展覧会を開催するのが「夢」だったそうで、実現出来ずに退職をしたことが悔やまれた、とおっしゃっていました。これからでも遅くない、奈良博のどなたか研究員の方に実現に向けて動いて欲しいくらいです。
 
 
●西山厚館長が近日中に新刊本「語りだす奈良ふたたび」:
新刊本紹介サイト(ウェッジ):  http://wedge.ismedia.jp/articles/-/16160 
620日店頭発売、定価1,500円+税
これまで「語りだす奈良・118の物語」を刊行していますが、その後の新聞紙面のエッセイ集として新しく発刊したそうです。「新聞連載から生まれた大人気エッセイ・待望の第2弾!」だそうです。先生のお話しでは次の発刊のタイトルはタイトルに頭を悩ませなくて済むので、冗談に「語りだす奈良みたび」、「語りだす奈良四たび」…だそうです。 ちなみにAmazonのサイトは転載出来ず上記の発行元の案内となりました。
 
 
あべのハルカス美術館 薬師寺・東塔修理完成落慶記念「薬師寺展」の広報(来年のことです。): 
2020228日(金)〜419日(日)(期間中無休・但し32日(月)と323日(月)は休館日)
数年前にどこかで「白鳳展」を行なったことがあり、私も拝観しましたが、薬師寺関係の展覧会はそれ以来のことかと思います。
 
 
NHKETV再放送「日曜美術館」(微笑む仏—柳宗悦が見出した木喰仏)(初放送・20189月)視聴・録画しました。:
昨年秋に身延町の展覧会に出かけた際にお話しを伺った郷土史家で木食研究会の代表をされる小島悌次氏の説明など、久しぶりに二度目の放送を視聴しました。改めて近日中に柳宗悦の「日本民芸館」にももう一度訪問しようと思いました。私には何故か木喰上人のイメージが「種田山頭火」の死生観と対比するものがあるような気がして、昔から私が魅かれている2人の人物です。「木喰もいずくのはての行きたおれいぬかからすのゑじきなりけり」(木喰)、「おもひおくことはないゆふべの芋の葉ひらひら」(山頭火)。
 
現在ダビング中の録画番組は、「ぶらぶら美術・博物館・三井記念美術館円覚寺展」、「ぶらぶら美術・博物館・東京国立博物館・東寺展」、「日曜美術館・にほん・美の地図・山形」、「日曜美術館京都国立博物館一遍聖絵展」、「新美の巨人たち増上寺・五百羅漢図」、「歴史秘話ヒストリア三十三間堂・国宝大移動・よみがえる平安の祈り」、「歴史秘話ヒストリア・百舌鳥・古市巨大古墳群」、「歴史秘話ヒストリア・日本人、ペリーと闘う」、「偉人たちの健康診断・女王卑弥呼」、「諸説あり!邪馬台国スペシャル」、「京都・山郷の宿・花脊の春の物語・美山荘」、「NHKスペシャル・運慶・快慶・新発見!幻の傑作」、「ブラタモリ・古墳の町・堺」など、他は自然、科学、ドキュメンタリです。
 
 
●鎌倉・長谷寺拝観予定です:
鎌倉長谷寺サイト:   https://www.hasedera.jp/ 
私は近日中に、アジサイの花で時節柄よろしいかと考え境内諸堂及び併設の「観音ミュージアム」に出掛ける予定。長谷寺式十一面観音菩薩立像、三十三応現身像、長谷寺縁起絵巻など拝観予定。そこで先程、「鎌倉」誌100号(特集・鎌倉と観音信仰)を引っ張り出したところ、金沢文庫・瀬谷貴之主任学芸員がまとめられた「長谷観音信仰と中世律宗」という論文が眼にとまりました。この中に「尾道浄土寺」において「叡尊」の弟子「定証」が熱心な観音信仰によって長谷寺式観音像を模して浄土寺本尊としたのではないか、との説明をしています。また過去のサントリー美術館での「水—神秘のかたち」展覧会に際して、彼が「長谷寺十一面観音信仰と「水」をめぐって」という論文を発表しています。あわせて東北大学・泉武夫教授が「雨を祈る儀礼と美術をめぐって」という論文を出されています。
また、「佛教芸術」294号には、内田啓一昭和大学教授(当時)が「長谷寺式十一面観音菩薩画像について」という論文で脇侍像のことについて触れていて、「石山寺縁起」、「長谷寺縁起文」を挙げて「宝盤石」のことも画像と縁起から説明しています。簡単にしか眼を通していないのですが、出かけることにします。
 
 
●岡田美術館「金屏風展—狩野派・長谷川派・琳派などーこれぞ黄金の国・日本」に出掛ける予定です。:
岡田美術館HP:  https://www.okada-museum.com/ 
「金屏風展」サイト:  https://www.okada-museum.com/exhibition/ 
小林忠氏が館長として勤める美術館です。箱根の山懐にある施設で、芦ノ湖畔の「成川美術館」と並んで私の好みの美術館です。期間中は講演会のほか、小林館長によるギャラリートークも予定されているようです。直近の天気予報をもとに出掛ける予定ですが入館料が高いのが難点です。若干ですが彫像関係の常設作例展示もあるようです。久し振りに足を延ばして成川美術館も行きたいところですが、暑い時期なのでどうなる事か。
 
 
東博・シンポジウム「文化財よ、永遠に—文化財修理の最前線」聴講申込みました。:
シンポジウム広報:
1019日(土) 13001730 平成館大講堂 要事前申込
過日ご案内したイベントですが、その領域の第一人者の登場で期待できるイベントになることを願っています。まずは聴講の当選が叶うかが鍵です。
 
東博では、これから20205月まで長期間に亘って考古関係の展示に力を入れていく予定だそうです。平成館考古展示室に立寄ってみてください。大阪の百舌鳥古墳群古市古墳群が「世界遺産」にノミネートされたからでしょうか?
 
 
●奈良ファン倶楽部・東京特別講座「薬師寺東塔を掘る」、「薬師寺復興について」の案内:
奈良ファン倶楽部「奈良楽講座」サイト:  http://fanclub.nara-kankou.or.jp/koza02 
薬師寺では20204月の東塔落慶供養式典が予定されておりますが、当講座の上記2件の講座のうち、「薬師寺東塔を掘る」は、東京・有楽町「よみうり大手町ホール」での開催予定です。聴講料が高いのが玉に瑕です。また「薬師寺復興について」は現地・薬師寺慈恩殿での開催です。どちらも聴講料がかかります。私は、次回の「會津八一と奈良」(930日)、および「薬師寺東塔を掘る」(129日)の2回の講座を申込済です。
 
 
201966日  AM300   Tak