孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

12月の「仏像愛好の集in東博」の 報告 & 読書の宿題!連絡



12「仏像愛好の集in東博は定例の第一土曜日 2日でした。
午後の勉強会では ※【宿題】が決議されました!
 
● 午前の鑑賞会は、「東博  11室 &1室・3室・14室
● 午後の勉強会は、「台東区生涯学習センター・306会議室かっぱ橋
  
10:05~12:00迄    【仏像鑑賞】 &ギャラリートーク

今回は、10月24日に展示替東博常設展11室(彫刻室)   &   12月3日(日)迄の  14室( 特集 運慶の後継者たち―康円と 善派を中心に) 等を鑑賞しました。


 東京国立博物館 11室 に対する画像結果
総合文化展 (ジャンル別 彫刻室)  11室イメージ



3グループ程の分散鑑賞とギャラリートークをしたく思います。 お願い!先達さん達にギャラリートークをして頂きたく存じます。と募集したのですが、 孤思庵が2~3名相手にギャラリートーク  Takさんが新人さん1名に帯同解説されました。
その聴衆と成って頂いた方には、如何だったでしょうか? 今後の参考のために是非に忌憚の無い ご感想を頂きたく存じます。
時を経て、今でも印象に残る話はありませんか? コメント下さい!
 
11室(彫刻室)ギャラリートーク

 東京国立博物館 重文 不動明王 に対する画像結果   不動明王立像の前では、 この尊の瞋怒の形相の、青黒の身色の、体型肥満の また持物の利剣・羂索の、等々の意味を解説しました。
青黒の身色これはどぶ泥の色ともいわれ、煩悩の醜い泥の 中でも衆生を救おうとしていることを表しています。行者の残飯を食らう の真意は 行者の煩悩を食らう の比喩・・・、云々を解説させて頂きました。

毘沙門天像の前では、その梵名は Vaiśravaṇa で、その音写が毘沙門天Vaiśravaṇaはviśravas神の息子」という意味だそうで、彼の父親の名に由来する。 意訳では多聞天、 この神は、その名を多く聞く(有名である)神との事だそうです。 自分も習う前は多聞天の意味を 「多くの衆生の声を聞く神」と誤解してました。

ついでに四天王の装束について説明しました。 甲冑の下の装束の袖口は広袖で、戦闘に向かない、されど四天王たちは須弥山の中腹に住す神で、そのステイタスを示す袖口の広い、大袖衣を着てます。その広袖口は戦闘には邪魔に成ります。そこで広い袖口を拳のように縛っていたりします。 此れは江戸時代の武士が果し合いの時に小袖に十文字襷をする に似ていますね!  因みに、当日14室に
特集 「運慶の後継者たち―康円と 善派を中心に が展示中でしてその中に   
重文 東方天眷属立像(四天王眷属のうち) 1躯康円作鎌倉時代・文永4年(1267)C-1834-1
重文 南方天眷属立像(四天王眷属のうち) 1躯康円作鎌倉時代・文永4年(1267)C-1834-2
が在り、 四天王に家来が居ること 其服装に身分の差を見ました。四天王の袖口は広く、その従者達の袖は筒袖で、袖口の広さが ステイタスを表現しているをトークしました。


【その他のギャラリートークも致しましたが、以下は省略します】

          
                                           
 
                                                       
    午後の << 勉強会 >> 於いて、台東区照会教育センター
   

                    【 デイスカッション】
    議題を 予告しておいたのですが・・・・、特段 の意見はでませんでした。

  1:00~1:30    ① 運営打合せ   (この集で、何がしたいですか?)
                             特段の意見はありませんでした! 定例会以外に拝観会の希望が在りました。
  1:30~2:00    ② 仏像質問箱 は中止して、
                             皆さんの 活動報告を 出席者のほぼ全員に披露してもらいました。
                        その様な事 ブログにも投稿して頂きたいです!
                        皆さんの  仏像趣味の方向性が 窺われると 存じます!

   2:00~3:30    ③ 連続 仏像史 勉強会 立ち上げ 相談   (プログラム・カリキュラムは如何に?)

         【テキスト候補】
  a)   カラー版 「日本仏像史」: 堅く難しい! ・読書会にすれば読み進む! ・ 定番評価
  b) すぐわかる「日本の仏教美術」 易しく読み易い! 個人で読み易い!・内容に比して、価格が割高
  c) 「ほとけを造った人びと」 飛鳥~鎌倉時代の仏師や工房を時系列に解説 ・書評4,5
  d) 「仏像の秘密を読む」 著名仏像を 時代順に 解説・  仕掛・秘技・秘策を、造形と技法・..評価4.8

皆さんのご意見を伺ったところ
a)   カラー版 「日本仏像史」: 堅く難しいが、読書会にすれば読み進めるのではないかとの意見が在りました。 メンバーの大半が同書を所蔵している。 それで読書会を行おうとの意見が出ました。
 b) すぐわかる「日本の仏教美術」 は、易しく読み易いので、 個人の読書向きである。勉強会には向かないのではとの意見が出ました。  内容的に・・・、この本を新たに購入するのはしたくないとの意見も出ました。

 a)  カラー版 「日本仏像史」の支持が多数でしたので、同書をテキストに選定することに決しました。

続いて・・・、連続 仏像史 勉強会 賛同の皆さんには1月の連続 仏像史 勉強会(読書勉強会)
には、同書の二か所の「はじめに」を含み、30頁までを各自で読書しておく事と 決しました。

※【宿題】
1月度 定例会欠席の方を含んで、 連続 仏像史 勉強会(読書勉強会)メンバーの皆さんには、一月第一土曜の6日午後の勉強会までに各自 宜しく 自習にて、 同書の30頁まで読書をお願いします。

 6日の連続 勉強会は、カラー版 「日本仏像史」の30頁までの勉強会を行います!  





                                   【個人発表】  (活動報告を含む)   2題


 個人発表の 応募者が居なかったために、皆さんの同意にて、 運慶展 その他の 個々メンバーの鑑賞報告の【 デイスカッション】に切り替えました。
皆さんの 活動報告を 出席者のほぼ全員に披露してもらいました。
 


  4:00~5:00                【 片付け 】


   5:00                       【撤収】


アフター                           【 忘年会 もどき  夕食会】
良いお店の御紹介は無かったので、台東区照会教育センター 2Fの バーミヤンで 有志で行いました。


【以上 12/2 定例会の報告概要です。】 
参集の皆さんには 補足としての コメントを付けてください!




★1月6日 午後の 勉強会にての個人発表を 募集してます!
希望されます方は、 此処のコメントか メール等で 孤思庵宛てに、ご連絡願います。

★ 1月度の定例会の プログラムの提案企画をして頂ける方は お申し出ください!
 
★ 運営 その他の  ご意見ご希望を コメント付けてください!