孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

Mさんの投稿 「奈良博快慶展他の関連情報(コメント投稿記事の再録)」

Mさんより。当ブログに 掲載依頼がありました。

 
【以下Mさんの投稿文です】

 時々このブログのコメント欄に投稿しますが、①パソコンで本ブログを見る方法によってはコメント欄を開くことができない場合がある ②昔投稿した記事に対して長期間経過してからコメントがつくという事例が数ヶ月前にあり、それに対して再度コメントをつけたが、このことについて集いの会員の方に聞いたところ、「ブログの左側の最近のコメントというところをクリックして開くことはない。その機能を使ったこともない」と言われました。「最近のコメント」欄に出ている何件かのコメント本文の書き出し部分は時間がたつと見えなくなってしまいます。
私の感想のようなコメントならどうでもよいのですが、展覧会情報などでコメント欄に投稿した内容は集いの会の皆様にも知っておいてもらいたいので、快慶展や西大寺展などこれから皆様が行かれる展覧会のことで最近投稿した内容を再度ブログ本文に載せたいと思います。以下がコメント投稿した内容です。
 
(来迎寺善導大師像の件)
奈良博快慶展の出品作である奈良・来迎寺善導大師像について、胎内銘文中の結縁交名から造像背景を考察した論考がホームページ上に公開されています。(早稲田大学高等研究所紀要 2号)
快慶作の醍醐寺三宝不動明王に書かれた人物と6名が共通していること、重源周辺の念仏衆と(法然と親交のあった)正行房周辺の念仏衆とが信仰上の交流を持っていたことなどが述べられています。
4/1の集いでこの像について説明した時は時間がなくて詳しい話ができなかったので、しっかり予習してから快慶展に行く意欲のある方は是非ご一読ください。下記アドレス
 
(快慶展パンフレットの件)
キンベル釈迦のパンフは奈良博快慶展のHPに出ています。下記アドレス
容量3.2MBなので拡大してもよく見えます。(以下省略)
 
文化庁広報サイトの件)
文化庁の広報サイト「ぶんかる」にキンベル釈迦、正寿院不動、行快作金剛寺降三世明王の写真が出ています。下記アドレス。
 
西大寺展関連)
西大寺展に出る鎌倉極楽寺釈迦像(期間限定5/166/11展示)については、本尊の清凉寺式だと思い込んでいましたが、転法輪印の坐像の方でした。(中略)なお、以前書いた展示の限定期間ですが、極楽寺釈迦と不空院不空羂索観音 5/66/11ではなく、5/166/11でした。お詫びして訂正します。
ホームページに写真が出ている作品以外の出品作で注目しているのは、福島・長福寺の地蔵菩薩坐像です。東日本大震災で破損し、その修理の過程で像内納入品が発見されました。製作年代や造像の事情が判明し、数年前に重文に指定されています。東博の新指定特別陳列の時のことはよく覚えていないので、今回は資料(月刊文化財)持参で、じっくり見たいと思っています

【以上、Mさんの投稿文です】