孤思庵の仏像ブログ

少し深くの 仏像愛好のブログ続けてます、オフ会に集ってます、貴方も如何?

「二つの半跏思惟像―」 孤思庵は 30日に予定


仏像愛好の集in東博の 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」特別連れ立ち鑑賞会

孤思庵は 30日10時 本館玄関ロビー11室前に集合で 特別連れ立ち鑑賞をしたいと思います。(⌒▽⌒)/

それには行かないで他日にする方は、コメント付けてください、メンバーには其れを観て・・・、ご一緒できる方は そうして下さい! そしてそれぞれの鑑賞会アフターは、(⌒-⌒)懇話会をされたら、楽しかろうと存じます。


      

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(左)国宝 半跏思惟像 飛鳥時代・7世紀 奈良・中宮寺門跡蔵 
(右)韓国国宝78号 半跏思惟像 三国時代・6世紀 韓国国立中央博物館蔵

日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」

本館特別5室   2016年6月21日(火) ~2016年7月10日(日)
奈良県中宮寺門跡に伝わる国宝の半跏思惟像は古代仏教彫刻の傑作のひとつです。また、韓国国立中央博物館所蔵の銅製の半跏思惟像は、国宝78号像として広く親しまれています。本展は、日本と韓国の仏像の美を堪能するまたとない機会です。

日韓国交正常化50周年記念 特別展「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」
本館 特別5室   2016年6月21日(火) ~ 2016年7月10日(日)
(左)国宝 半跏思惟像 飛鳥時代・7世紀 奈良・中宮寺門跡蔵
(右)韓国国宝78号 半跏思惟像 三国時代・6世紀 韓国国立中央博物館蔵
左足を踏み下げ、右足をその膝の上に組んで坐り、右手を頬に添えて思案する仏像を半跏思惟像(はんかしゆいぞう)といいます。このような坐り方を半跏といい、物思いにふける(思惟)ことがその名の由来です。

半跏思惟像は、仏教の母国・インドにはじまり、中国、朝鮮半島、日本へと伝わりました。日本や朝鮮半島では6世紀から8世紀の間に多くの像がつくられ、そのなかには古代仏教彫刻の傑作といわれる仏像があります。奈良県中宮寺門跡(ちゅうぐうじもんぜき)に伝わる国宝の半跏思惟像はその一つで、優しく微笑む顔は誰もが知るところです。また、韓国国立中央博物館所蔵の銅製の半跏思惟像は、国宝78号像として広く親しまれています。日本と韓国に同じ姿の優れた仏像が残るのは、両国の古代から続く交流の深さを物語るといえましょう。
本展は、日本と韓国の仏像の美を堪能するまたとない機会です。
本展に先立ち、韓国国立中央博物館にて中宮寺門跡と韓国国立中央博物館の半跏思惟像を展示する特別展「韓日国宝半跏思惟像の出会い」(2016年5月24日(火)~6月12日(日))を開催します。

展覧会のみどころ

 

http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/exhibition/special/2016/hohoemi/uid000067_2016052018270668317ab4.jpg









国宝 半跏思惟像(部分)
飛鳥時代・7世紀
奈良・中宮寺門跡蔵

背筋を伸ばし、右足を左足の上に組んで坐具に坐り、右手の中指を頬に当てて思案する半跏思惟像です。日本で仏像製作が始まったのは7世紀初めで、その頃の作品は左右相称で硬く厳かな表現が特徴です。この像はそれにつづく7世紀後半の作で、柔らかい微笑み、ゆったりとした姿勢などの新しい表現と、肉身の起伏や衣の襞の形を単純化した旧来の表現が重なり合って、清楚で上品な雰囲気を醸します。他の飛鳥時代の木彫仏と同じように、この像もクスノキでつくられています。中宮寺門跡では、聖徳太子が母君、穴穂部間人(あなほべのはしひと)皇后のお姿を刻まれた、と言い伝えられています。








 
http://www.tnm.jp/uploads/fckeditor/exhibition/special/2016/hohoemi/uid000067_20160520191220969039d5.jpg









韓国国宝78号 半跏思惟像(部分)
三国時代・6世紀
韓国国立中央博物館蔵

三国時代朝鮮半島では、多くの半跏思惟像がつくられました。なかにはもともとの高さが3mに及ぶ半跏思惟像の下半身も残っています。日本の半跏思惟像は三国時代の影響を強く受けてつくられました。国宝78号像として親しまれるこの像は、製作が6世紀後半にさかのぼる韓国では早い時期のもので、銅造ながら高さが83cmある大作です。金銅仏らしい鋭利な表現が見られる一方、ふくよかな指をふっくらとした頬に添え、伏し目がちで、口元に微笑を浮かべる美しい作品です。